患者さんの声「私のがん体験記」

家族 の体験談

患者同士の支えあいの場で元気になれた

家族が突然がんになったら

執筆者 : 娘(20代後半)
執筆者との家族関係 : 母
患者さんの年齢 : 50代後半(診断を受けた時の年齢40歳)
患者さんの疾患名 : 乳がん(乳房切除)

突然の入院
私が高校生の時、母が「明日から入院することになったからよろしくね。」と何の前触れもなく、突然大学病院に入院しました。その時は何の病気か教えてもらえず、いつもと変わらない様子だったので軽い入院だと思い込んでいました。
ところが母が入院して1週間ほど経ち、父から「何の入院か知っているか?乳がんだぞ。」と話をされました。
母は医療従事者で、大きな病気もまったくなく病気とも無縁だと、私は思っていました。聞かされたときは「まさか」という気持ちしかなく、大きなショックを受け、良からぬ事ばかりが頭をめぐりました。私は学校でもまともに授業を受けることができず、突然泣き出してしまう始末でした。
母の病状もがんについても何も知らない私は、ただただ心配でたまりませんでした。
その後手術が成功し、幸いにも早期発見だったらしく、いつものような日々がもどってきました。結果的には昔以上に健康に気を遣うようになり、今の方がイキイキと毎日を過ごしています。それだけは、がんのおかげなのかなと思っています。とにかく今は、何も気にせず、自分の人生をめいいっぱい楽しんでもらいたい気持ちでいっぱいです。

家族の対応
母が何も言わなかったのは、子供に心配させなくなかったからでしょう。病気について聞かされるまで、娘の私が本当に気づかないほど、母は毅然と振舞っていました。
でもあの時、母の口からきちんと状態を聞いていたら…、少しでも私に知識があったら…、娘の私に何かできる事があったのではないかと今も後悔しています。やっぱりこんな時こそ、家族として少しでも助けになりたいです。

検診の大事さ
まさか家族ががんになるなんて思ってもみませんでしたが、「誰でもなり得る病気なんだ」とその時思い知らされました。
それをきっかけにいろいろと自分でも調べてみるようになり、乳がんは早期発見であれば、かなりの確率で治癒できるということを知りました。
自分や家族のためにも、年に1度は検診を受ける事が大切ですね。

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