患者さんの声「私のがん体験記」

患者さん の体験談

患者同士の支えあいの場で元気になれた

病は呼びかけ意味がある

執筆者 : 本人
性別 : 女性
年齢 : 63歳(診断を受けた時の年齢52歳)
疾患名 : 乳がん(乳房切除)

まさか!
お風呂に入ったとき胸のしこりに気がつきました。骨のような異様な硬さの感触が今でも残っています。きっと乳がんだと思いました。「病は何の前触れもなく突然やってくる」そのような感覚でしょうか。温存療法は無理で乳房切除術を受け、術後補助化学療法を2回したのち抗がん剤の内服を3年、ホルモン療法を5年続けました。「私はそんなに弱い人間ではない、乗り越えてみせる、とにかくやるしかない」との思いでした。

この言葉に支えられて
私は今でも支えにしている言葉があります。「神様はその人が越えられないような試練はお与えにならない。」また「人は死の間際まで成長することが出来る。」ということです。「人は病や試練を通して人間としての深化・成長を果たす成りゆく存在なのだ。」苦しくなった時この言葉で自分を奮い立たせているように思います。

病には意味がある
40年間看護師として働き、がん患者さんのことを分かっているつもりでいましたが、自分が体験してみて何も分っていなかったことに後悔しました。きっと神様はもっと人間の苦しみや辛さ、患者さんの心を理解しなさいと、乳がんという試練を私に与えたのだと今では思っています。これからどう生きていくかは自分が決めること、がんになってこのことを実感しました。病気は決してマイナスだけを与えるのではなく、そこから自分の果たす役割が見えてくるそんな気がしています。
試練だと思う数々の出来事は、無駄なことは何ひとつなくすべてに意味があるのだと思います。
今存在していることの有難さを感じながら、何か人様のためにお役に立てる仕事を続けていきたいと願っています。

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